07
2017

『Cryptograms』『Tape Loops』レヴュー

CATEGORY音楽
久しぶりにグッとくる音源に出会えたのでレヴュー

Cryptograms / Deerhunter

やっぱこのバンドちょっとおかしいですよ。2曲目”Cryptograms”でのピッチが合ってるか微妙な、リズムとパッド(ベース?)のディレイの掛け合い。これがブラックミュージックのビートの「揺らぎ」や「つんのめり」とは別物で、純粋に気持ち悪さがあるんだけれど、ギリギリ「アリ」にしているところがこのバンドのカラーを表しているように思える。ここがまずこのアルバムのサイケデリアの入り口。ただ、その後も不必要な過剰さはなく、アルバムとしてまとまってるのが良い。youtubeで視聴してた時は、曲間がシームレスっぽいんで、10曲もないと思ってたんだけど、クレジット見るとちゃんと12曲あるのね。
サイケでドラッギーなドローンの間に差し込まれたSilver Applesリスペクト(PILかも)の人力ミニマル”Lake Somerset”が個人的にツボ。7曲目、11曲目あたりのドローンなんかも3分といわず永遠に続いていいんだよ?
催眠音声なんかを聞いてる人は、何度も聞いているうちに暗示にかかりやすくなる、っていう暗示をご存知かと思うけど、この2ndもその類かも。1曲目のIntroだけでクラッとくる。現在のDeerhunterよりこっちのが僕は好きです。

Tape Loopes / Chris Walla

これは素晴らしいアルバムだ!と思ったから買ったんだけど、本当に素晴らしい。kranky系の温かいピアノ系アンビエントドローンで、感動してホロリときました。ストーリー性のあるアンビエントって安っぽくなりがちな傾向があると思うんですけど、これは純度が高い泣きです。純度の高い泣きゲー。元デスキャブのメンバーらしい。上記のDeerhunterの項で、サイケだ、ドラッギーだと書いてるけど、同じドローンでも、こちらは「やっぱドラッグとかよくないよね。おばあちゃんにこの姿を見られたら悲しむだろうな。」っていうタイプのアンビエント。いやーアンビエントって本当にいいもんですね。


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